抗がん剤治療が中止となって(2015/12/1)

延さんへのインタビュー(2015/12/1)
※率直な今の気持ちは?
「悔しいが一番。率直な言葉でいったらそれで。
ただまぁ、それが負けなのか勝ちなのか、また勝負そのものでないのか
よくわからないけれど、ただ負けないぞと思って闘ってきたことに対して
いうと、負けといえば負けだと思うんですよねそこは。
100%治ってしまってもっともっと長生きするのが目標でやってきたから…」
「やったことあるわけじゃないけど、よくボクシングでいうんだけれど、
今までダウンは何回もしてきてその度に立ち上がって、
テクニカルノックアウトは逃れてきたんだけれど…。
形でいったら最後まで立ち上がって試合を終えたいし、
それが負けだとしたら判定負けで…同じ負けでもですね…。
試合を終えたいかなっていうか」
「最後の最後まで治療をすることで闘うんじゃなくてですね、
小さなことかもしれないけどどんな形で生きた証を残せるかっていうか…。
周りも気を使って、僕も気を使ってこういう言葉って使わないけど、
ラストスパートであることは間違いないわけだから。
ホント距離のわからないラストスパートですよ。
自分でこう、とにかく残っている力を今から全力で出していくんだという
ラストスパートで、どれくらい残っているのか分からないスパートなんだけど…」
「その中で、本当に全力を出していくことも大事だし、

倒れ込んででもゴールしようというふうに思いますけどね」