抗がん剤治療が中止となって(2015/12/1)

延さんへのインタビュー(2015/12/1)
※率直な今の気持ちは?
「悔しいが一番。率直な言葉でいったらそれで。
ただまぁ、それが負けなのか勝ちなのか、また勝負そのものでないのか
よくわからないけれど、ただ負けないぞと思って闘ってきたことに対して
いうと、負けといえば負けだと思うんですよねそこは。
100%治ってしまってもっともっと長生きするのが目標でやってきたから…」
「やったことあるわけじゃないけど、よくボクシングでいうんだけれど、
今までダウンは何回もしてきてその度に立ち上がって、
テクニカルノックアウトは逃れてきたんだけれど…。
形でいったら最後まで立ち上がって試合を終えたいし、
それが負けだとしたら判定負けで…同じ負けでもですね…。
試合を終えたいかなっていうか」
「最後の最後まで治療をすることで闘うんじゃなくてですね、
小さなことかもしれないけどどんな形で生きた証を残せるかっていうか…。
周りも気を使って、僕も気を使ってこういう言葉って使わないけど、
ラストスパートであることは間違いないわけだから。
ホント距離のわからないラストスパートですよ。
自分でこう、とにかく残っている力を今から全力で出していくんだという
ラストスパートで、どれくらい残っているのか分からないスパートなんだけど…」
「その中で、本当に全力を出していくことも大事だし、

倒れ込んででもゴールしようというふうに思いますけどね」

白い巨塔?(2016/01/24)

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1月24日、本日の天気予報「大雪、風雪、雷、低温、着雪注意報」が発令。窓から見えるのは一面の雪模様。こんな大変な日に何をしているのかというと、実は22日より入院中。下腹部にドレーンを挿入する手術をすでにおこないました。御多分にもれず、痛かった!

術後の痛みも治ってきて、さて退院かぁなんて考えていたら窓の外は雪、雪、雪。全部が真っ白になってしまった風景を眺めていたらどこかしら冷静にもなれて、なるべく早く退院しようと思っていたのが現在の症状などよくよく考えてみると、「あ、これはあせらずゆっくり治すことが優先かぁ」なんて、素直におりこうさんになることもできたりで、おそらくは週末の退院を目指していくことになるのかな。この天気と休日で主治医もいないので、すべては明日からいろいろなことが決まっていくのでしょう。

40年に一度の大寒波とニュースでは報じています。朝からずっと雪が降りしきっていても、淡いグリーンの病院の建物が白く染まるわけでもなく。しかも地方の中規模病院で全然大きくもない「白い巨塔」とはかけはなれた病院の6階でぼんやり入院中。ただ、退屈な入院生活でこれだけの雪景色が窓から見えるだけでも気分転換になるんだよね。生活している方たちは交通のことなどで大変でしょうけど。こんな日は不要不急の外出はできるだけ控えてくださいませ。